続・志野を焼く 2017

カテゴリー: 新型窯に挑む.

志 野を焼く

野の続編は、比較的熔けやすいソーダ長石ではなく、長時間焼成による本格的な志野釉の焼成。
炭を投入しながらの焼成なので、穴を空けたさや鉢を使用したが、絵志野、赤志野、無地志野、鼠志野とも、ほぼ理想的な焼き上がりとなった。
志野釉に特徴的な気泡もほぼ完璧な表情となっている
左:表面がほんのりと溶け、すっきりとした緋色が印象的

右:ややグレーになった無地志野
やや青っぽくなった鼠志野(左)と、動きのある焦げが印象的な絵志野

 

焼成

炭が燃え尽きてしまうおよそ130時間焼成なので、炭を途中で投入する。炭が接触しないように、作品はさや鉢に詰める。さや鉢には穴を空け、炉内と同じ強還元焔雰囲気になるようにする。詳細は以下のとおり。
さや鉢の底近くを切って穴を空ける(重ねたさや鉢の間にサイコロ支柱をかませて、隙間を空ける方法もある)
穴を空けたさや鉢を炉床のサイコロ支柱の上に載せ、その中に作品を詰めてからて棚板をかぶせる(志野釉は多治見の鈴木釉薬製)
    の棚板の上作品を詰めて支柱を立て、その上にさや鉢を載せて作品を詰め、さらに棚板をかぶせて焼成を開始する 
①850度まで15時間かけて上げる。上蓋の穴は500度から閉める。
②850度に約3kgの炭を投入し、1,100度まで30時間かけて上げる。
③1,100度になったら、炭を追加投入する。炎が弱まったら追加投入し、1,210度まで6時間かけて上げる。
④その後10度落とし、1,200度を48時間保つ。その間、ときどき炭を追加投入し、炎が弱まったら上蓋を閉める。
⑤10時間掛けて1,180度に落とす。
⑥さらに8時間で1,150度に、5時間で1,050度に、4時間で950度にして5時間維持してから電源を落とす。
この間、上蓋右後に煙突を立て、空気穴は3分の1ほど開け、炉内を酸化焔雰囲気に変える。


焼締還元電気炉92-01_0101

<P13-PEB335K-1Z>
*サイズ:340×340×500mm

*電 源:単相200V/5kW
*常用温度:1,300度

*価 格:780,000円(本体)

<C13-PFG555K-2Z>
*サイズ:490×490×500mm

*電 源:単相/三相200V/10kW
*常用温度:1,300度
*価 格:1,500,000円(本体)

<C13-PFG775K-2Z>
*サイズ:680×680×500mm

*電 源:単相/三相200V/20kW
*常用温度:1,300度
*価 格:2,300,000円(本体)

◎製造・販売:(株)誠興電機産業 電気炉事業部
〒709-0463 岡山県和気郡和気町田原上960-2
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