北宋汝窯青磁水仙盆 in 大阪市立東洋陶磁美術館 2017

 台北国立故宮博物館 北宋汝窯青磁水仙盆

「青磁水仙盆」高さ6.4cm、26.4×18.6cm 台北國立故宮博物院蔵

「青磁水仙盆」高さ5.6cm、22×15.5cm 大阪市立東洋陶磁美術館蔵

中国北宋時代（960～1127）末に、「天青色(てんせいしょく)」とも形容される典雅な釉色と端正な造形を特徴とする汝窯を代表する青磁の水仙盆展。
汝窯の最高傑作であり、中国陶磁の名品中の名品といわれる「青磁無紋水仙盆」をはじめとした北宋汝窯青磁水仙盆4点と、清朝の皇帝が「青磁無紋水仙盆」を手本につくらせた景徳鎮官窯の青磁水仙盆1点がそろって出品される。いずれも台北の國立故宮博物院が所蔵する名品で、海外では初めての出品となる。
加えて、日本を代表する汝窯青磁である当館所蔵の青磁水仙盆も出品され、汝窯青磁を代表する青磁水仙盆の名品が初めて一堂に集うまたとない機会。青磁水仙盆の名品を通して、歴代の皇帝たちが愛した汝窯青磁の美の真髄が披露される。