信楽土を焼き締める2014

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信楽土を焼き締める

「灰かぶり土」の焼き上がり

「灰かぶり土」の焼き上がり



「石はぜ土」の焼き上がり。「灰かぶり土」よりやや明るい感じに焼き上がっている

「石はぜ土」の焼き上がり。「灰かぶり土」よりやや明るい感じに焼き上がっている


ーターをセラミックボードで遮断し、窖窯風の焼成を可能にした画期的な焼締還元電気炉による信楽土の焼締焼成はどんな焼き上がりになるのか?
土は信楽特有の長石を多く含んだ「石はぜ土」と、やや少なめの「灰かぶり土」で、焼締を試みた。


焼き上がり


めりはりの付いた「石はぜ土」よるぐい呑

めりはりの付いた「石はぜ土」よるぐい呑

焼き籾殻をまぶした道具土を支柱にしたぐい呑の内側は、かなり濃い緋色に焼き上がった
焼き籾殻をまぶした道具土を支柱にしたぐい呑の内側は、かなり濃い緋色に焼き上がった窯詰め
 

窯詰め

道具土に焼いた籾殻(もみがら)をまぶし、その上に適度な角度に傾けたぐい呑を載せる。
その上には小さな棚板を載せて大きな壺を載せ、その周辺には、ビアマグや花入を縦や斜めに配した窯詰めを行う。
90-02-2 90-04-2 輪状にした道具土全体に焼き籾殻をまぶし、その上に生乾かしのぐい呑を斜めにのせて円状に配置し、その間にL型支柱を4本立てる
90-05-2 90-06-2 小さな花入の底には焼き籾殻をまぶした3個の道具土を付けて詰める。逆さにして焼くぐい呑は、焼き籾殻をまぶした円柱状の道具土にかぶせて詰める
90-07-2 90-08-2 4個のぐい呑の周辺に別のぐい呑を逆さに詰め、その上に小さな棚板を載せる
 90-09-2 91-03-2 茶碗や徳利なども詰め、端に細長い棚板を組む。大壺の前後には徳利を斜めにして詰め、それを伝って投入した炭が下に行き渡るようにした最終の窯詰め状況

焼成

焼成は48時間。18時間で1,270度まで上げ、1,110度のときに1kg炭を炉内にまんべんなく投入する。
1時間ねらしてから、その後2時間かけて1,180度まで落としてから24時間同じ温度を保つ。その間、9時、13時、18時の3回、各5kgの炭を投入する。
翌日も同じ時間帯に炭を投入するが、13時は3kg、18時は2kgにする。この24時間の間は、下の空気穴を全開にし、蓋に付ける小さい煙突を一本だけ順次回し、炉内の炭が均一に燃えるようにする。
その後、1,230度に上げて2時間維持してから温度を下げ、1,050度で1時間維持して焼成が完了する。
冷ましのやり方も重要だ。窯任せにするのではなく、980度までは5時間掛ける。その状態で炭を少し入れて6時間ほどキープする。その後は炉内を酸化焔雰囲気に戻して、自然に冷ます。
91-05-2 91-08-2 炭は平均的に掛ける焼き上がったばかりの炉内。まんべんなく掛けた炭がすべて燃え尽きたのが確認できる
 

「P13-PEB335K-1Z」

「P13-PEB335K-1Z」



<P13-PEB335K-1Z>
*サイズ:340×340×500mm
*電 源:単相200V/5kW
*常用温度:1,300度
*価 格:780,000円(本体)

<C13-PFG555K-2Z>
*サイズ:490×490×500mm
*電 源:単相/三相200V/10kW
*常用温度:1,300度
*価 格:1,500,000円(本体)

<C13-PFG775K-2Z>
*サイズ:680×680×500mm
*電 源:単相/三相200V/20kW
*常用温度:1,300度
*価 格:2,300,000円(本体)

◎製造・販売:(株)誠興電機産業 電気炉事業部
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