黄金時代の茶道具—17世紀の唐物展in大阪市立東洋陶磁美術館2015

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大坂の陣400年記念事業
黄金時代の茶道具—17世紀の唐物展

国宝「青磁鳳凰耳花生 銘萬聲」 高さ30.8㎝、口径10.8㎝、底径11.4㎝ 龍泉窯 南宋時代・13世紀 和泉市久保惣記念美術館蔵

国宝「青磁鳳凰耳花生 銘萬聲」
高さ30.8㎝、口径10.8㎝、底径11.4㎝
龍泉窯 南宋時代・13世紀
和泉市久保惣記念美術館蔵



2015年 4月4日(土)〜6月28日(日)

大阪市立東洋陶磁美術館
大阪市北区中之島1-1-26
06-6223-0055

日本は、古くから海外の美術品を珍重し、特に室町時代には幕府を中心に、多くの中国の美術品を「唐物」として珍重した。それに対し村田珠光は「侘び茶」を提唱し、煌びやかな曜変天目などよりは侘びた灰被天目が好まれるようになり、唐物の美意識も変化した。さらに16世紀には「侘び茶」の大成にともない、井戸茶碗などの韓国陶磁も珍重され、「唐物」の概念が広がった。それらの背景には、16世紀から17世紀にかけての千利休、織田有楽、古田織部、小堀遠州、金森宗和などの茶人の台頭があり、まさに茶の湯における黄金時代と呼ぶにふさわしい時代となったのだ。
今回の展示では、これらの茶人たちのたくまざる創意・工夫によって変化していく美意識と、「唐物」の概念の変貌をたどる。

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