2014年12月 西村俊彦 [白銀のラプソディー]

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「線文象嵌加彩花器」

「線文象嵌加彩花器」


12月…December [白銀のラプソディー]

富士山頂も雪化粧し、いよいよ冬も本番。暖色系の色合いに心を引き付けられる大好きな季節がやって参りました。
冬は植物も生命を燃焼しているかのようで、鮮やかな赤は目に止まります。
クリスマスの12月、花びらの先がほんのり白いダリアに、雪山のシュプールを思わせるようなキウィのツルを合わせてみました。
綺麗な丸みを帯びた器は、縦のラインがモダンでもあり、古風でもあり。平面には土の質感が残り、気品と温もりのある空間を演出してくれます。

花 器:西村俊彦
活け花:瀬尾浩章
ダリア「祝花」、キウィ(蔓)、コルダータ(葉)

 NISHIMURA TOSHIHIKO PROFILE
1957年 山形県酒田市に生まれる
1978年 帝京大学中退
1978年 益子町塚本製陶所研究生
1983年 独立
1991年 伝統工芸新作展入選
1993年 朝日陶芸展入選
1995年 日本陶芸展入選
1995年 日本伝統工芸展入選
1999年 北関東陶芸展準毎日大賞
2001年 北関東陶芸展招待
銀座陶悦、筍心堂(大田原)、益子もえぎ、やまに大塚などで個展日本工芸会会員


DSC_8476-2SEO HIROAKI
外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。

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