2014年8月 梅原淳子 [涼]

by & filed under 器と出会う.

「花入」高さ8cm、41×20.8cm

「花入」高さ8cm、41×20.8cm



8月…August [涼]

花 器:梅原淳子
活け花:瀬尾浩章
    クレマチスプレジデント、コサージュラベンダー

リーフ形の器は、白を基調にしながら淵にはさりげなくゴールドが施され、ざらっとした質感が、砂金の流れる白砂を清流ごとすくい取ったかのよう。
こうした遊び心にあふれながら上品で、見ているだけで楽しくなる器に水を張り、高貴な濃い紫の「クレマチスプレジデント」と、薄紫の八重のトルコキキョウ「コサージュラベンダー」を浮かべてみました。
木陰の柔らかい光に包まれ、涼しげながら凛としています。

梅原淳子 UMEHARA JUNKO
1987年 玉川大学文学部芸術学科陶芸コース卒業
中野区の一閑工房で学ぶ
990年 川崎に築窯
現在、世田谷陶芸講師。町田でアトリエJ-Pottery Worksを主宰し、現代生活を楽しむ器を制作。
作品掲載のホームページ:「KALOKALO HOUSE」(http://www.kalokalohouse.net/)

DSC_8476-2瀬尾浩章 SEO HIROAKI
外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。

アーカイブ