9月…September
[大地のパルス]
花 器:篠原 希
活け花:瀬尾浩章
アートリークローズ、雄山火口(オヤマボクチ)、アフリカンブルーバジル
今回の器は、海の中の珊瑚のような不思議な煌めきがあります。
荒く大きい凹凸があり、ガラスが熔けたかのような質感に、エメラルドグリーン、ブルー、レッドなどが絶妙に交わり輝いています。
野趣あふれる雄山火口(オヤマボクチ)、ブルーバジルと器が調和して、バラの鮮やかさを際立たせてくれました。
SHINOHARA NOZOMI
1972年 大阪生まれ
1991年 信楽の古谷製陶所に入り、古谷信男氏に師事
1998年 信楽窯業技術試験場釉薬科修了
1999年 信楽町黄瀬で独立
2000年 初個展(信楽・ギャラリー陶園)
2004年 伊賀に新たに窖窯を築く
2007年 信楽焼伝統工芸士に認定
2012年 秀明文化基金賞

外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。