
「焼締花入」高さ19cm、径12cm
2月…February [雪消月]
花 器:森岡成好活け花:瀬尾浩章
肌が粗く、土本来の温かみがある器。雪の中で春の準備をする大地を思わせる。 花も冬から春へ。 軽やかに踊るシクラメン「フェアリーピコ」はこの季節、私たちの目を楽しませてくれる。 ふわふわとした花びらが印象的なスカビオサ、そしてコロンと玉子の黄身のような八重咲きのチューリップ。春を先取りする楽しさ……。
○チューリップ「オレンジプリンセス」 ○スカビオサ「アランドロン」 ○シクラメン「フェアリーピコ」
MORIOKA SHIGEYOSHI
1948年 奈良県五條市に生まれる
1974年 和歌山県かつらぎ町天野に築窯
1974年 種子島を訪れ南蛮焼締と出会う
1974年 沖縄の窯場を訪ねる
1975年 北米、中米で土器を学ぶ
1976年 韓国の窯場を訪れる。以後十数回訪韓
1977年 東南アジアの窯場を訪ねる。以後十数回
1978年 台湾、沖縄の窯場を訪れる
1981年 個展(東京・南青山グリーンギャラリー〜97年)
1981年 個展(ニューヨーク、アーロン・フェイバーギャラリー)
1981年 ニューヨーク近代美術館パーマネントコレクション(大壺)
1982年 インドネシアで土器を学ぶ
1982・83年 インド、スリランカの窯場を訪ねる
2001年 個展(ニューヨーク、コネチカット)
2010年 石垣島に工房と鉄砲窯を築く
2012年 石垣島で初窯

外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。