6月…June [宝船]
花 器:高内秀剛
活け花:瀬尾浩章
○アンスリューム ○オオデマリ ○アスパラガス ○ミリオグラタス
梅雨入り間近な東京。新緑の葉も雨に濡れ、色合いもよりいっそう際立つ季節だ。 大胆なカットに文様をあしらった船のような器に、爽やかなグリーンたちを活けた。 艶やかな花と器に、雨の日の気分も華やぐ。
TAKAUCHI SHUGO PROFILE
1937年 東京に生まれる
1968年 栃木県益子町に築窯
1972年 日本伝統工芸展入選
1973年 日本陶芸展入選
1976年 現代日本陶芸展出品(オーストラリア、ニュージーランド巡回)
1980年 ヴァロリス文化芸術協会賞受賞
1983年 ジャパンセラミックストゥディ(スミソニアン美術館、ヴィクトリア&アルバート美術館)
1989年 栃木県文化奨励賞受賞
1995年 ジャパンスタジオクラフト展(ヴィクトリア&アルバート美術館)
1996-97年 NHKやきもの探訪展出品
1997年 コンテンポラリーティーポット展出品(デンマーク工芸美術館)
2000年 「うつわをみる 暮らしに息づく工芸」(東京国立近代美術館工芸館)
2003年 「現代日本の陶芸 受容と発信」展(東京都庭園美術館)
百貨店、画廊などで個展

外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。