6月…June [雨声]
花 器:飛雲窯 筒井童太
活け花:瀬尾浩章
大きな把手の付いた器の、どこか懐かしいフォルムは、小さいころ自宅にあった黒電話を思い起こさせる。 純白のアジサイに、ベルのような花が印象的な赤紫色のセリンセ。電話の向こうの雨音に思いを馳せ、生けてみた。
○アジサイ ○セリンセ・マヨール
TSUTSUI TOTA PROFILE
1966年 東京に生まれる
1989年 玉川大学文学部陶芸科卒業
1991年 渡米し、ジェフ・シャピロ氏に師事
1994年 帰国し、隠崎隆一氏に師事
2002年 栃木・佐野市に二室式窖窯(焼締と塩釉)を築く
埼玉陶芸展県知事賞
干支コンテスト大賞
岡山県展入選
栃木県美術展入選
足利・乾ギャラリー、銀座・おかりや、宇都宮東武美術ギャラリー、そごう千葉店美術ギャラリーなどで個展

外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。