3月……March [春のメロディー]
花 器:岡田 泰
活け花:瀬尾浩章
春一番も吹きあれ、いよいよ春到来!
花器は、多種の顔料を配合した釉を掛けた黒の「萩焼」。どこかフクロウのようなたたずまいに、心安らぐ。
エッジの効いた口は胴と同様三角形で、丈のあるアカシアミモザやチューリップも活けやすく、艶とマットが入り交じった黒釉が早春の草花を引き立てる。
○夜の帝王(チューリップ) ○アカシアミモザ ○ガマズミ
OKADA YASUSHI PROFILE
1976年 山口県萩市生まれる
2002年 東京造形大学美術学部彫刻科卒業
2005年 京都市工業試験場陶磁器専修科修了
2008・2015 年 西日本陶芸美術展山口県知事賞
2013年 菊池ビエンナーレ奨励賞
2014年 日本陶芸展毎日新聞社賞
2016年 山口伝統工芸展日本工芸会山口支部長賞
2017年 エネルギア美術賞
現在、日本工芸会正会員

外資系ベンチャー企業を経て1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ“Curtain Fig Tree ”をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。
中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」で修行。フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのメインフラワーデザイナー兼店長。
向島の料亭や上野、新小岩の創作懐石料理「梅の花」の活け込みも手がけ、和洋ともに、花や草木のidentityと、器や空間を活かした直感的で斬新な独自のフラワーデザインが支持を集めている。
ミュー ジシャンや日本舞踊とのコラボレーションも行う。