2019年8月吉野敬子 [ 流星 ]

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「黒唐津面取一輪挿」高さ11.3cm、9.5×9.5cm



8月 … August [流星]

花 器:吉野敬子
活け花:瀬尾浩章

長く肌寒かった梅雨も明け、蝉時雨が、心にしみる季節をようやく迎えた。
黒く焼き締まった茄子のような面取りの器、奥深い唐津の土味に魅了される。
器を夏の夜空に見立て、星のような花の姿が愛らしいムーンライト(ラン)と、爽やかな香り引き立つレモンバジルを生けた。
○ムーンライト(ラン)  ○レモンバジル

YOSHINO KEIKO
1972年 伊万里に生まれる
1996年 父・吉野靖義の櫨ノ谷窯で修行
2003年 有田窯業大学校でろくろを学ぶ
2006年 タイ、ベトナムにて現地の伝統技法を学ぶ
2013年  櫨ノ谷窯を継ぐ




器と出会う画像SEO HIROAKI
1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ “Curtain Fig Tree ” をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。レ・ミルフォーユ・ドゥ・リベルテの中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」の故フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのオーナー兼メインフラワーデザイナー。料亭の活け込みや、アーティストの写真集・ツアーパンフレットなどの空間デザインも手がける。花、草木、器、人が発する輝きを融合させることに日々精進する。

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