2019年7月吉野敬子 [ ピースレイン ]

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「斑唐津花入」高さ18cm、径11.5cm




7月 … July [ピースレイン]


花 器:吉野敬子
活け花:瀬尾浩章

梅雨も半ば。
器体に幻想的に流れ落ちる白い釉薬が、降りやまぬ雨音を感じさせる。
落ち着いた色合いだが、存在感のあるアンスリウム「ロックセットモーヴ」、香り豊かなオレガノ、春から秋まで葉色や花の変化を楽しめるディアボロを生けた。
日々、移り変わる季節の音律を楽しみたい。
○ロックセットモーヴ(アンスリウム) ○オレガノ ○ディアボロ

YOSHINO KEIKO
1972年 伊万里に生まれる
1996年 父・吉野靖義の櫨ノ谷窯で修行
2003年 有田窯業大学校でろくろを学ぶ
2006年 タイ、ベトナムにて現地の伝統技法を学ぶ
2013年  櫨ノ谷窯を継ぐ




器と出会う画像SEO HIROAKI
1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ “Curtain Fig Tree ” をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。レ・ミルフォーユ・ドゥ・リベルテの中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」の故フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのオーナー兼メインフラワーデザイナー。料亭の活け込みや、アーティストの写真集・ツアーパンフレットなどの空間デザインも手がける。花、草木、器、人が発する輝きを融合させることに日々精進する。

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