6月…June [ 一花和楽 ]
花 器:浦口雅行
活け花:瀬尾浩章
切り立った口元が優美に展開し、底は浅いがゆったりとした包容力を感じさせる鉢。大輪のダリアと、放射状に小花を咲かせるハーブゼラニウムを生けた。
自宅で過ごす時間が増え、部屋に花を飾る機会が多くなった。
新しい生活様式に花を。心豊かで温かな世界をとの願いを込めて。
○ダリア「カフェオレ」 ○ハーブゼラニウム
URAGUCHI MASAYUKI
1964年 東京生まれ
1987年 東京藝術大学美術学部工芸科卒業
1989年 同大学院三浦小平二研究室修了
1991年 栃木・芳賀町に築窯
1993年 朝日陶芸展新人賞を受賞。
1996年 中国の南宋官窯や龍泉窯などの窯跡を調査
2002年 茨城県芸術祭美術展覧会特賞
2020年 青磁の陶壁「常世の国の太陽」を制作(茨城県石岡市新庁舎)

1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ “Curtain Fig Tree ” をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。レ・ミルフォーユ・ドゥ・リベルテの中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」の故フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのオーナー兼メインフラワーデザイナー。料亭の活け込みや、アーティストの写真集・ツアーパンフレットなどの空間デザインも手がける。花、草木、器、人が発する輝きを融合させることに日々精進する。