2022年6月 渡辺国夫 [ 水無月の万華鏡 ]

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《積奏彩藍晶文花器》高さ20.3cm 10×6.2cm




6月…June  [ 水無月の万華鏡 ]

花 器:渡辺国夫
活け花:瀬尾浩章

シャープなラインによる幾何学模様と、藍とグレーの絶妙な濃淡が印象的な器。
梅雨入り間近のこの頃、清々しく軽やかな姿の草花を見ていると、大地を潤す雨に打たれた植物たちの歓喜の歌が万華鏡のように響く。
○デルフィニウム ○ユキノシタ

Watanabe Kunio
1967年 山梨県生まれ
1996年 東京芸術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了
2000年 東海伝統工芸展中日賞
2006年 山梨県山中湖村に工房を設立
2010年 おおたき北海道陶芸展大賞・北海道知事賞
2011年 伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞
2012年 茶の湯の現代 −用と形−奨励賞(菊池寛実記念智美術館)
2016年 テーブルウェアフェスティバル優良賞
     陶美展「奨励賞」
2018年 現代茶陶展TOKI織部奨励賞
2019年 萩大賞展Ⅴ審査員特別賞
(社) 日本工芸会正会員、日本陶芸美術協会会員




器と出会う画像SEO HIROAKI
1997年、家族が東京・日暮里にフラワーショップ “Curtain Fig Tree ” をOPENしたのをきっかけに、多彩な花とアレンジの世界に魅せられていく。レ・ミルフォーユ・ドゥ・リベルテの中島敏光氏に師事した後、パリのフラワーショップ「レ・ミルフォーユ」の故フィリップ・ランドリー氏に師事。現在、Curtain Fig Tree / Floral Designのオーナー兼メインフラワーデザイナー。料亭の活け込みや、アーティストの写真集・ツアーパンフレットなどの空間デザインも手がける。花、草木、器、人が発する輝きを融合させることに日々精進する。

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