陶芸用電気炉「窯わん」
KCG-15型、KCG-40型
前扉式で最新家電のように洗練されたデザインの両基は、本格的な陶芸が家庭用電源で楽しめることで人気を集めた小糸製作所が製造・販売を行った「窯わん」シリーズと同等品。現在は広島のグット電機(株)が製造し、全国の主要陶芸材料店で販売されているが、両基とも家電的な雰囲気で焼成ができる安全設計がいろいろとなされている。
一つ目は、底面に取り付けたファンで外壁と炉材の間の隙間に風を送り、電気炉の表面温度が上がらないようにしたこと。
二つ目は、焼成中に扉が開かないようにしたこと。開けるときは解除ボタンを押さなければならないので、関係者以外の事故を防ぐことができる。
三つ目は、転倒センサー機能を付けたこと。地震などで転倒した場合、電源を遮断し二次災害を防止する構造になっているのだ。
また両基には自動焼成予約タイマーが取り付けられているなど、簡単な操作で全自動焼成ができるようになっているが、「KCG-15型」にはデータを変更することも可能な6種類の固定プログラムが組み込まれている他、2種類のオリジナルプログラムが入力できるようになっている。一方、「KCG-40型」には固定プラグラムはないが、8プログラムの焼成を6ステップで入力することができ、両基とも幅広いしかもオリジナルな焼成が可能となっている。
なお、グット電機では、小糸工業製「陶芸用電気炉」の アフターサービスも行っている。
◎グット電機株式会社 広島県福山市山手町1-7-12
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