佐伯守美 練込・象嵌の心象風景

佐伯守美 練込・象嵌の心象風景 工房は、益子の北に位置する芳賀町の小高い丘の一角にある。練込を背景に、主要テーマにしている樹林などを数種の化粧土で象嵌し、さらに全体を釉彩する。その樹林文は、目の裏に焼き付けられた佐伯氏の… Read more »

佐久間藤也 伝統からの出発

佐久間藤也 伝統からの出発 益子焼の名門・藤太郎窯の四代目。先代が学生のときに亡くなり、産地の窯元としてはマイナス地点からのスタートとなった。しかし現在は、益子焼独自の釉薬のレシピを受け継ぐ実力者として、新たな表現に取り… Read more »

志賀暁吉 青瓷を極める

志賀暁吉 青瓷を極める 大堀相馬焼の窯元に生まれた志賀暁吉氏は、2007年の日本陶芸展で大賞を受賞。29歳という若さと青瓷による大壺の受賞だったため、二重の衝撃を陶芸界に与えた。 高い相馬焼の製陶技術 福島県の海側で焼か… Read more »

篠原 希 焼き破りの新美学

篠原 希 焼き破りの新美学 1972年大阪生まれで、当初粉引を目指したが窯変美に魅せられて焼締に傾倒。 焼成中にキズを入れるなどのやり方で、古琵琶湖が精製した陶土の素材感を引き出す。  古琵琶湖層の陶土を 8世紀から始ま… Read more »

島田恭子 独学の草花文

島田恭子 独学の草花文 都内でみた銀彩の焼き物に感動し、一週間後に益子の陶芸家の門をたたく。縁があって古くからの窯元に嫁ぎ、一家で陶芸作家に転向。独学で習得した草花文を得意とし、益子を代表する人気作家の一人として活躍する… Read more »

島田文雄 進化する青白・彩磁

島田文雄 進化する青白・彩磁 磁器とその可能性を追求している島田氏の陶芸の原点は、中国・宋代の青白磁にある。そこを出発点にして、釉下彩の彩磁に取り組み、現在はチャイナペインティングにまで表現領域を拡大する。 傘の骨による… Read more »

清水保孝 蓬莱(ほうらい)流を貫く

清水保孝 蓬莱(ほうらい)流を貫く 重要無形文化財保持者に認定された父・清水卯一に師事。素材づくりから陶技を受け継ぎ、先達が格闘してきた京都の伝統に挑む。 天然素材を生かす 清水焼の聖地・五条坂に生まれたが、生家はもとも… Read more »

新庄貞嗣 新たなる伝統

新庄貞嗣 新たなる伝統 萩焼の拠点の一つである長門・深川湯本で作陶する新庄貞嗣氏は、文禄・慶長の役によって渡来した朝鮮陶工李勺光の二代目山村作之充(さくのじょう)の弟子赤川助右衛門の子孫にあたる。 本来なら十四代新庄助右… Read more »

杉浦康益 より写実的に

杉浦康益 より写実的に 「焼き物は石」という教えを元に、オブジェ陶の制作を開始。神奈川の真鶴半島にアトリエを構えてからは、周囲の環境や草花に啓示を受け、存在感と生命感がみなぎる作品領域に到達した。 焼き物は石 神奈川・真… Read more »

鈴木轍 自由なる緑釉

鈴木轍 自由なる緑釉 多治見に生まれは、父親で人間国宝の藏氏とは異なる織部を制作する。 多様な織部の中でも、総織部に的をしぼって「緑釉」と名づけ、桃山の織部より自由で斬新な世界を目指す。 岡部嶺男を目標に 美濃陶のなかで… Read more »