第10回陶美展 2023

by & filed under 公募展発表.

第10回 陶美展

日本陶芸美術協会が主催し、日本橋髙島屋、茨城交通(株)、インテリア・アクア、シンリュウ(株)、(株)共栄電気炉製作所、(株)谷中田美術、笠間工芸の丘(株)の7社が協賛する第10回展の審査が2022年11月7日に行われた。美術評論家に協会所属作家や会員以外の陶芸作家を加えた5名の審査により、入選者111名と入賞者12名が決定。2023年1月25日(水)〜30日(月)、日本橋髙島屋 6階美術画廊で開催の本展には、入賞・入選者、同会所属の6名の重要無形文化財保持者及び陶芸作家の審査員の作品が展示されるが、この10周年を機に、来場者の投票により入選作品の中から賞を決定する「オーディエンス賞」が新設されている。「これからの年」を考える公募展として新しい目線や視点から陶芸をとらえ直し、つくり手が自分の思いを形にした作品を、使い手や陶芸愛好家に発信する試みで、賞の行方が注目される。

<第10回審査員>(五十音順)
・伊東豊雄(建築家)
・今泉今右衛門 (陶芸作家/重要無形文化財保持者)
・中野信子(脳科学者)
・橋本麻里(永青文庫副館長/ライター・エディター)
・西本直文(陶芸作家)

☆日本陶芸美術協会賞(最高賞)


淺田浩道《彩陶條刻文器》高さ43cm、43×42cm




☆優秀賞


國定克彦《赤彩線文花器》
高さ36cm、46.5×19.5cm


小林正人《黒釉銀彩陶筥》
高さ8.5cm、44.2×12.9cm


金森絵美
《twist knitting vase -sensory stream-》
高さ40cm、27×25cm


喜多浩介《砂海に吹く》
高さ50cm、71×44cm


(14代柿右衛門記念賞)
安田直子《金魚文鉢》
高さ17cm、径50cm


(髙島屋賞)
酒井博司《藍色志野壷》
高さ50cm、径30.5cm

☆奨励賞

多田昌代《流線遊文盤-希望-》
高さ47cm、47×22cm


重本千尋《Cadaeic Shape》
高さ27cm、31×24cm


森田高正《黒瓷「陰晶」》
高さ38cm、64×27cm


小野千鶴《透磁練込鉢「海のささやき」》
高さ11.5cm、32×29cm


石坂強《蔓草文・花》
高さ20cm、10.6×10.6cm