ルーシー・リー展-東西をつなぐ優美のうつわ- in 国立工芸館 2025

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移転開館5周年記念
ルーシー・リー展-東西をつなぐ優美のうつわ-

2025年9月9日(火)〜11月24日(月・休)
国立工芸館
石川県金沢市出羽町3-2
050-5541-8600(ハローダイヤル)

1902年ウィーンに生まれたルーシー・リー(〜95)は、ウィーン工芸美術学校でミヒャエル・ポヴォルニーに陶芸を学んだ。38年ナチスの迫害を逃れるためにロンドンへに渡り、イギリス陶芸界の中心的役割を担っていたバーナード・リーチ、ボタン制作のため工房に参加した陶芸を学びはじめたばかりの彫刻家志望のハンス・コパーらに出会う。
52年に開催されたダーティントン国際工芸会議では、濱田庄司らと交友を深め、のちに一緒に個展を開催する。70年以降は、小さな高台やすっきりとしたライン、マンガン釉や掻き落としなど、釉薬と形態、そして装飾が一体となった作風を確立し、日本の陶芸愛好家を魅了してきた。
ルーシー・リーの作品は89年に草月会館で本格的に紹介され、2010年、15年には大回顧展が開催された。10年ぶりとなる本展は、同館に寄託された井内コレクションを中心とした約120点の紹介となる。



《コーヒー・セット》 1960年頃 国立工芸館蔵
撮影:エス・アンド・ティ フォト


《青釉鉢》 1978年 国立工芸館蔵
撮影:アローアートワークス


《ピンク象嵌小鉢》 1975-79年頃 国立工芸館蔵
撮影:アローアートワークス


《ブロンズ釉花器》 1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託)
撮影:品野 塁


《スパイラル文花瓶》 1980年頃 国立工芸館蔵
撮影:エス・アンド・ティ フォト

 

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