第11回菊地ビエンナーレ 現代陶芸の<今>
2025年12月13日(土)〜2024年3月22日(日)
菊池寛実記念 智美術館
港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
03-5733-5131
「菊池ビエンナーレ」は陶芸の振興を目的に、菊池美術財団及び菊池寛実記念智美術館が2004年度から隔年で開催している公募展。応募資格、制作内容、国などの制限を設けずに募集しており、第11回を迎えた今回は国内外から過去最多となる452点の応募があった。
8月7日に第一次画像審査、9月7日に第二次作品審査が行なわれ、入選作46点が決定。その中から大賞1 点、優秀賞1点、奨励賞3点が選出され、海外からの出品作がその半数を占めた。本展は入選作品を一堂に展示する展覧会で、伝統的な器形態からオブジェ的な造形作品まで、創意と技術が織りなす多様な制作によって「陶芸の現在」を映し出す。
審査員は以下のとおり。
◆審査員
隠﨑隆一 (陶芸作家)
菊地敦己 (アートディレクター)
正村美里 (岐阜県美術館副館長兼学芸部長)
大長智広 (京都国立近代美術館主任研究員)
畠山耕治 (金属作家)
菊池 節 (菊池寛実記念 智美術館館長)
島崎慶子 (菊池寛実記念 智美術館学芸課長)
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美濃陶芸の系譜 安藤日出武展
2025年11月29日(土)〜26年1月25日(日)
岐阜県現代陶芸美術館
多治見市東町4-2-5
0572-28-3100
1938年岐阜に生まれ、多治見工業高校卒業後、窯元の家業を手伝う。70年第8回朝日陶芸知事賞、73年第11回朝日陶芸展奨励賞を受賞し、翌年日本工芸会正会員に認定される。
90年第8回幸兵衛賞を受賞し、92年多治見市文化芸術功労賞表彰を受ける。98年美濃陶芸庄六賞茶碗展大賞を受賞し、多治見市無形文化財保持者に認定される。2002年岐阜新聞大賞文化賞を受賞し、翌年岐阜県重要無形文化財に認定される。
桃山期の黄瀬戸や志野を当時と同様の土や焼成法を用い、古さびた趣きながら斬新で力強い独自の作風を築いている。本展では、その長い歩みの成果を代表作と近作を通して紹介。
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特別展 九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界
2025年10月11日(土)〜12月14日(日)
滋賀県立陶芸の森 陶芸館
滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
0748-83-0909
九谷焼の赤絵は、石川県加賀市に開窯した「再興九谷」の宮本屋窯(1832~1859)で大成された。
宮本屋窯の赤絵は、黒みがかった赤(通称・血赤)で文様を細かく描き込んだ赤絵細描と、金彩とともに赤以外の上絵釉を用いた点が特徴。また画題の一部に、中国・明時代の墨の文様集『方氏墨譜』から着想を得たことで独自の表現を広げた。とりわけ、主画工・飯田屋八郎右衛門(1801~1848)が、細密描写に優れた手腕を発揮したことで知られる。
「九谷赤絵といえば宮本屋窯」と呼ばれ、その絵付は極めて繊細で、完成に多くの時間を要するため現存数が極めて少なく、これまで全国的に一堂に展示紹介される機会がなかった。
本展には、細密描写という高い技術力に支えられた九谷赤絵の珠玉の作品の数々が展示される。
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松崎 健―窯艶 健の陶表現―展
2025年10月5日(日)〜2026年1月12日(月)
益子陶芸美術館
栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
0285-72-7555
1950年、日本画家・松崎脩己の三男として東京に生まれる。 玉川大学芸術学科で陶芸を専攻し、卒業後は後に人間国宝となる益子の島岡達三に師事する。 1977年に独立して同地に築窯し、独自の作風を求め現在に至る。
松崎氏が数多く制作してきた織部、志埜、黄瀬戸といった茶陶は桃山時代、薪窯で焼成されてきた。氏もそれに倣って薪窯焼成に挑戦し、とくに窯変によって生まれる表情を大切にしてきた。その高い焼成技術から生まれる作品は国内外で高く評価されており、 イギリスやアメリカにおいては現存する著名な日本人陶芸家の一人に数えられている。
薪窯の他にガス窯を自在に操作し、うつわを彩る窯変や、薪窯だからこそ誕生する灰被、そして新たな試みとして手がけた紫埜など、65点の展示。
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