市野雅彦・陶展 UTUWAうつろのかたち
2016年 2月18日(木)~3月28日(月)
パラミタミュージアム
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
059-391-1088
市野雅彦は1961年、丹波茶陶の伝統を受け継ぐ陶芸家の家に生まれた。丹波の伝統・風土を規範としつつも、あえて現代的意匠の作品に取組み、用途よりも形や独創性に重きを置きつつ、中が空洞の「うつわ」であることにこだわって制作された作品は国内外で高い評価を受けている。
1995年の34歳のときには、日本陶芸展で大賞秩父宮賜杯を受賞し、丹波の名を一躍全国に知らしめた。また2007年には全国の美術関係者による推薦を受けて「第2回パラミタ陶芸大賞展」に出品し準大賞を受賞。本展では独特の線紋を生かした作品から、伝統の赤ドベと呼ばれる丹波伝統の釉薬を用いたものまで、自由な心象造形の世界をくりひろげる。
PROFILE
1961年 兵庫・篠山に生まれる
1995年 日本陶芸展大賞
1999年 日本の工芸「今」百選展(三越エトワール、パリ・フランス他)
2000年 茶の湯-現代の造形展(ヘルシンキ市立美術館、フィンランド)
2002年 アジア国際現代陶芸展(台北県立鶯歌陶瓷博物館、台湾)
2006年 日本陶磁協会賞
2009年 茶の湯の造形展大賞
2010年 現代の茶-造形の自由-(菊池寛実記念 智美術館)
2000年 現代工芸への視点-茶事をめぐって(東京国立近代美術館)
2011年 兵庫県文化賞