TANBA –10人の作家による茶陶展Ⅱ
市野信水 「破れ花器」高さ28cm、径28cm 1957年立杭に初代・信水の長男として生まれる。2002年二代市野信水を襲名。日本工芸会正会員 |
2018年 6月5日(火)〜11日(月)
柿傳ギャラリー
新宿区新宿3-37-11 安与ビルB2F
03-3352-5118
2017年4月、六古窯と呼ばれる瀬戸、越前、常滑、信楽、丹波、備前の焼き物の産地が日本文化遺産に認定された。平安時代末期に始まる丹波焼もその一つだが、焼締陶や民藝に限らない多様な陶技を駆使してきた産地であることはあまり知られていない。
本展は、その遺伝子を受け継ぎ丹波を代表する市野信水、市野雅彦、今西公彦、大上伊代、大西雅文、加古勝己、清水一二、清水 剛、仲岡信人、ピーターハーモンによる茶陶展。 |
市野雅彦 「丹波赤ドベ弁天埦」高さ8.3cm、径12.3cm 1961年篠山市に生まれる。2006年日本陶磁協会賞。11年兵庫県文化賞。16年東京国立近代美術館工芸館「近代工芸と茶の湯Ⅱ」。 |
今西公彦 「黒丹波茶盌」高さ9.5cm、10.4×10.3cm 1971年丹波立杭生まれ。95年京都市立工業試験場修了。2000年年丹波に戻り、01年三田市に築窯。10年篠山市立杭に移る。 |
大上伊代 「唐獅子茶盌」高さ7.4cm、10.1×10.6cm 1987年立杭に生まれる。2010年京都市立芸術大学陶磁器専攻卒業し、佐伯守美に師事。11年大熊窯で作陶を始める。 |
大西雅文 「丹波花入」高さ18.5cm、径16cm 1980年丹文窯4代目の長男として生まれる。2000年大阪芸術短期大学部デザイン美術科工芸専攻卒業。04年立杭丹文窯で作陶を始める。 |
加古勝己 「丹波茶碗」高さ7.8cm、径11.3cm 1965年京都市生まれ。86年嵯峨美術短期大学陶芸科を卒業し、2005年篠山市上筱見で作陶活動を始める。11年田部美術館大賞茶の湯の造形展奨励賞。 |
清水一二 「白釉碗」高さ7.8cm、11.7×11.8cm 1961年丹波立杭に生まれ、丹波、瀬戸、備前で学ぶ。2007年現在形の陶芸萩大賞展準大賞、09年日本陶芸展茨城県陶芸美術館賞。 |
清水剛 「塩窯水指」高さ21.3cm、径18.2cm1975年丹波立杭に生まれる。99年京都市立芸術大学工芸科卒業。2017年兵庫県芸術奨励賞、18年現代茶陶展優秀賞、美濃茶盌展金賞。 |
仲岡信人 「花生」高さ16cm、20.6×21.2cm 1977年大阪に生まれる。96年丹波焼西端正に師事。2006年立杭で独立。13年神戸ビエンナーレ現代陶芸コンペティション準グランプリ。 |
ピーター・ハーモン 「青白磁虫食い葉水指」高さ14.5cm、径20cm 1956年アメリカ・ネブラスカ州生まれ。81年来日し、85年滴翠美術館付属陶芸研究所専攻科卒業。88年篠山市に開窯。日本工芸会正会員。 |