加藤土師萌展 in 岐阜県現代陶芸美術館 2018

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径24㎝ 没後50年記念 加藤土師萌展 色絵磁器を極めた人間国宝 その技とデザイン


「萌葱金襴手丸筥」1958年
 東京国立近代美術館蔵


「磁器瑞鳳香爐」1933 年 個人蔵 


「黄地紅彩蜂葡萄文角皿」1954年 
岐阜県現代陶芸美術館蔵

2018年 9月8日(土)〜11月4日(日)

岐阜県現代陶芸美術館
多治見市東町4-2-5
0572-28-3100

1900年愛知県瀬戸に生まれ、地元で陶芸の図案を学ぶ。多治見の岐阜県陶磁器試験場に勤務し、40年に独立して横浜の日吉に窯を築く。
51年頃、中国の明時代・嘉靖年間の景徳鎮窯でつくられていた、器面全体に黄地を施した上から赤で文様を彩色するに黄地紅彩に成功。55年には東京芸術大学教授となって教鞭を執るかたわら、中国の明代の景徳鎮窯で最も発達した、白磁に緑釉を施して焼成したあとに金箔を文様の形に切って焼き付ける萌葱金襴手に到達。中国色絵磁器のなかでも最も難しいとされた両技法を現代に甦らせた加藤は、61年色絵磁器で重要無形文化財保持者に認定され、晩年は皇居新宮殿におさめる萌葱金襴手菊文蓋付大飾壺の制作に没頭した。
本展は加藤土師萌の没後50年を記念したもので、岐阜県陶磁器試験場で制作された初期作品をはじめ、横浜時代に手掛けられた多彩な技法による作品、海外を訪れた際の街並みや陶磁器を描いたスケッチなどによって、幅広い創作活動を紹介する。

 

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