現代の茶陶
2017年 1月2日(月)〜3月12日(日)茨城県陶芸美術館
笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
0296-70-0011
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村田珠光に始まり、室町期に千利休が大成されたとされる侘び茶は桃山期に隆盛を迎え、楽焼、美濃焼、備前焼、京焼、萩焼など、お茶席で用いられるいわゆる茶陶が全国で焼かれるようになった。
近代になると、桃山茶陶などの再興を目指した美濃の荒川豊藏や備前の金重陶陽などが、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された。産地の伝統的な手法に新たな造形表現を加えた茶陶が高く評価されたわけだが、この潮流は産地や陶業などの背景を持たない今日の作家たちにも及び、大きな広がりを見せている。
本展はこうした戦後の茶陶の展開を、重要無形文化財保持者から現代感覚で表現する現代若手作家の132点によって紹介するもので、進化を続ける茶陶の「今」展となっている。
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