杉浦康益展 in 柿傳ギャラリー 2022

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井上雅之  描くように造る

2022年6月11日(土)〜8月28日(日)
笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
0296-70-0011



《B-9110》高さ161cm、137×209cm  1991年 中長小西蔵


 1991年 中長小西蔵1957年神戸に生まれ、85年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了。2006年からは多摩美術大学美術学部工芸学科教授を務める。
本展は、大型の造形作品を中心に日本現代陶芸の第一線を走り続けてきた井上氏の過去最大規模の個展。同氏は、ろくろ成形後に割った破片を作品の一部に用いたり、ボルトで陶のパーツを組み立ててダイナミックな作品を作り出したりするなど、従来の常識にはまらない自由な発想で陶の可能性を大きく拡張してきた。企画展示室はじめ館内各所にわたって大規模に展開される本展では、初期から新作まで約70点を通じて1980年代から現在までの40年間の歩みをたどり、作家の今を紹介する。



《MU-022》高さ210cm、425×120cm  2002年  作家蔵 撮影・林雅之



《H-221》高さ197cm、267×168m  2022年  作家蔵  撮影・林雅之


パラミタミュージアム開館20周年 第16回パラミタ陶芸大賞展

2022年6月9日(木)〜7月31日(日)
パラミタミュージアム
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
059-391-1088

国際的な版画家として、文学、やきもの、映画などでも多彩な才能を発揮した池田満寿夫が亡くなったのは1997年。陶芸の代表作と言えるのが陶彫の『般若心経』シリーズで、当ミュージアム設立のきっかけは、この『般若心経』シリーズ約1,300点をコレクションしたことにある。
2003年に開館した当ミュージアムが06年から始めたのが「パラミタ陶芸大賞展」で、国内の美術館、画廊、美術評論家ら推薦された上位6名のやきものを展示し、美術館の来館者の投票により大賞を決めるという企展。第1回の出品作家は、秋山陽、安倍安人、内田鋼一、杉浦康益、田嶋悦子、林邦佳、三原研、三輪和彦の8氏で、日本を代表する錚々たるメンバーだ。
第16回の出品作家は以下の6名で、投票期間は展覧会初日から7月13日まで。7月に24日に大賞の発表式が行われる。なお、掲載画像は陶芸大賞展の出品作品と異なる場合がある。



澤谷由子(石川・能美市)
《露紡》高さ6.3cm、径8.5cm
撮影・岡村喜知郎


堀貴春(石川・金沢市)
《White  Hymenopus coronatus》
高さ24cm、40×50cm 


田中悠(京都市)
《tsutsumimono》高さ56cm、42×42cm


田中陽子(茨城・石岡市)
《想詠華》高さ52cm、52×38cm


村田彩(京都府綴喜郡)
《In bloom (series)》
高さ80cm、100×60cm(左)
高さ85cm、120×60cm(左)
撮影・来田猛


橋本知成(滋賀・甲賀市)
《Untitled》高さ143.5cm、24×24cm
撮影・Gentoku Katakura



やまに大塚創業50周年記念 明石庄作陶芸展

2022年6月4日(土)〜19日(日)
やまに大塚 ギャラリー緑陶里
栃木県芳賀郡益子町城内坂88
0285-72-4789



《銀彩花紋壺》高さ35.5cm、径38.5cm


《刷毛目花紋大皿》高さ9.5cm、径65cm


《塩釉花紋大壺》高さ62cm、径29cm

益子屈指の製陶所を経営し、人間国宝の濱田庄司を支えたヤマニ大塚が、観光を兼ねた益子焼の新しい販売方法に大きく舵をきったのは、今から50年前の1972年。それを担ったのが大塚善五氏で、3つのギャラリー、2軒のやきものの販売店舗、2軒のレストランと陶芸教室を、もともと窯があった益子陶芸美術館の側に次々と展開したのだ。そのスタイルは、民芸陶器の里として知られていた益子の魅力をさらに高め、益子は東日本を体表する観光地の一つとしても全国的に知られるようになった。
3つのギャラリーでは、実績のある実力の陶芸家から意欲的な若手作家の展覧会が途切れることなく開かれているが、1946年益子に生まれた明石庄作氏は益子焼を代表する陶芸家の一人だ。塩釉、刷毛目、印花文、呉須釉、飴釉など益子を代表する陶技を自在に操る。「THE 益子」と言えるその作風は、「やきものの里・益子」そのものを指し示している。



杉浦康益 陶の博物誌展—新たな息吹を求めて—

2022年6月4日(土)〜10日(金)
柿傳ギャラリー

新宿区新宿3-37-11 安与ビルB2F
03-3352-5118



「芍薬」


1949年東京に生まれ、75年東京藝術大学大学院美術研究科陶芸専攻修了。在学中に「やきものは石である」という教えに、河原の石のように成形した『陶の石』シリーズを手掛け、オブジェ陶の制作を開始した。次に、陶製の柱やブロックを無数に積み上げた『陶の木立』シリーズに取り組むとともに、84年神奈川・真鶴に築窯。2000年から貝や植物をモチーフにした『陶の博物誌』シリーズの制作を開始し、それに移り住んだ真鶴の山の花がモチーフとして加わった。
06年パラミタ大賞展大賞、2012年度日本陶磁協会賞をそれぞれ受賞しているが、自然の花などをテーマに生命の圧倒的なエネルギーを力強く表現する独自のコンセプトは、イタリア、台湾、中国など海外でも高い評価を受けている。
3年ぶりとなる今展には、「野イチゴの花」「ヒマワリの種子」「山法師」「山桃」「芍薬」「柘榴」ほかが出品予定。



肥沼美智雄とその時代展

2022年4月16日(土)〜6月19日(日)
益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
0285-72-7555

刻文花生》高さ17.5cm、32.6×21.4cm
 1979年頃  益子陶芸美術館蔵(6点とも)


《壺》 高さ47.4cm、29.6×21cm  1981年


《花器》高さ38cm、35.6×38cm  1978年頃


《壺》高さ29.5cm、28×22.8cm  1973年頃


《兜》高さ20.5cm、22.5×21cm 
2008年頃


《彫文壺》 高さ36cm、47×28cm  1980年頃

江戸末期の1853年に、笠間で修行した大塚啓三郎に始まる益子焼は、甕、すり鉢、行平、土瓶などの施釉陶を焼き、現在に至っている。その流れは1955年に重要無形文化財保持者に認定された濱田庄司(1894-1978)によって一つの頂点を迎えたが、70年頃からは土味を生かした造形表現を探求する気風が生まれた。それを牽引したのが加守田章二(1933-83)で、加守田に傾倒する陶芸家が益子などに移り住むようになった。
1936年東京に生まれ、2020年に84歳の生涯を閉じた肥沼美智雄もそのひとりで、69年「一黙窯」を築き、益子を拠点とした。轆轤で成形するという益子の伝統にとらわれない手びねりで、中国古代の青銅器や埴輪を想起させる黒々とした古銅のような肌を持つ堅牢な造形体などを制作するなど、次々と新たな作品を展開した。
本展は、肥沼作品を中心に、同時代に益子で作陶した作家による作品とあわせて約60点を紹介するもので、出品作家は、肥沼美智雄、加守田章二、瀬戸浩、小滝悦郎、大宮司崇人、菊池昭、伊藤信、宮澤章の8名。

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