高麗李朝古陶磁展
2016年 11月10日(木)〜19日(土)
赤坂游ギャラリー
千代田区永田町2-14-3 東急プラザ赤坂2F
03-3595-7111
朝鮮の青磁は、宋代の耀州窯の影響を受けたものが多く、高麗時代(10世紀初期~14世紀末)には、青磁象嵌、絵高麗、青磁鉄彩手、青磁練上などがつくられた。一方、宋代の磁州窯は李朝時代初期(14世紀末~16世紀末)の印花、掻落、線刻、鉄絵、刷毛目、粉引などの粉青沙器に影響を与えたと言われる。
李朝初期にはその他に井戸、中期(17世紀中葉~18世紀中葉)には白磁、後期(18世紀中葉~19世紀中葉)には広州官窯の分院里窯で白磁、青花、瑠璃などが制作されてきたが、これらの朝鮮陶磁器は古来より日本の茶人の美意識にかなうものとして珍重されている。
本展は、こうした日本人好みの選りすぐった30余点で構成され、直に手に取り、触れ、親しむことができる。