唐津焼十二人展―茶碗と酒器 in 柿傳ギャラリー 2022

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唐津焼十二人展―茶碗と酒器

2月24日(木)〜3月2日(水)
柿傳ギャラリー
新宿区新宿3-37-11 安与ビルB2F
03-3352-5118

2010年から隔年で開催されている、唐津焼の中堅作家13人前後による展覧会。毎回テーマを変え、茶碗、水指、花入、ぐい吞、徳利、片口、茶陶、花入、茶碗、酒器、造形などが展示されてきた。7回目となる今年は、茶碗と酒器がテーマとなっているが、唐津焼の「現在」を彩る以下の12名が出そろう。

岡本作礼
《黄唐津山瀬茶碗》高さ7.3cm、径14cm
1958年佐賀県唐津市生まれ。78年中里重利に師事。89年工房設立。99年能登島ガラス工房でパート・ド・ヴェールを習得。


梶原靖元
《良寛さんの茶碗》高さ7.2cm、径17cm
1962年佐賀県伊万里市南波多生まれ。80年有田工業高等学校デザイン科を卒業し、唐津焼窯元・太閤三ノ丸窯に弟子入り。89年大丸北峰氏に師事。2003年韓国で研修し、12年同梁山で作陶。


川上清美
《黒唐津茶碗》高さ15cm、20.6×19cm 
1948年長崎県対馬市生まれ。80年愛知県立瀬戸窯業訓練校を卒業し、唐津、備前で修業。86年田中佐次郎氏に師事し、88年唐津市半田で独立。


竹花正弘
《唐津茶碗》高さ8cm、14.7×13.8cm
1974年東京都生まれ。2000年唐津のあや窯で修行し、03年厳木町に割竹式登窯を築く。


田中佐次郎
《絵唐津手付鉢》高さ12.6cm、26.4×18.8cm
1937年福岡県生まれ。65年縄文・弥生土器を研究。71年肥前唐津古窯址を発掘調査、作陶活動を開始する。75年唐津に登窯を、2004年韓国に登窯を築く。16年ニューヨークで石黒宗麿二人展。


中里太亀
《斑唐津耳付水指》高さ18.5cm、径17cm
1965年佐賀県唐津市生まれ。88年父・中里隆のもとでやきものを始める。
2006年登り窯を新しく設計し、築窯。


十四代 中里太郎右衛門
《唐津黒紅茶盌》高さ8.4cm、12.1×11.9cm
957年十三代中里太郎右衛門の長男として生まれ、2002年十四代を襲名。2007年日本工芸会正会員、10年佐賀県陶芸協会副会長に就任。


藤ノ木土平
《絵唐津茶盌(左馬絵)》
高さ17.2cm、径13.8cm 
1949年新潟県生まれ。75年唐津の大橋裕に、78年美濃の加藤芳右衛門に師事。80年佐賀県唐津市鎮西町に土平窯を開窯。


三藤るい 
《黒唐津茶碗》高さ17cm、12.5×11.3cm
1978年福岡県福岡市生まれ。2006年佐賀県立有田窯業大学ロクロ科を卒業し、唐津の川上清美に師事。09年唐津市に築窯し、独立。


安永頼山
《皮鯨茶盌》高さ8.8cm、径10.5cm
1970年島根県益田市生まれ。2001年田中佐次郎に、03年藤ノ木土平に師事。08年登窯築窯。


矢野直人
《斑唐津ぐい呑》高さ5.9cm、6.5×6.3cm
1976年佐賀県唐津市生まれ。94年から5年間アメリカ留学。2002年佐賀県立有田窯業大学校卒業し、03年同校嘱託講師。04年自宅の殿山窯で作陶を始め、08年韓国・蔚山で作陶。15年割竹式登窯を築窯。


吉野敬子
左《砂斑ぐい呑》高さ5.8cm、径6.5cm
右《絵唐津皮鯨手片口酒次》
高さ8.2cm、17.5×12.8cm
1972年佐賀県伊万里市生まれ。96年父・吉野靖義の櫨ノ谷窯で修行。2003年有田窯業大学校で轆轤を、06年タイやベトナムで伝統技法を学ぶ。2013年櫨ノ谷窯の窯主となる。

 

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