萩 岡田泰作陶展
2025年7月16日(水)〜21日(月)
三越日本橋本店 美術画廊
中央区日本橋室町1-4-1
03-3274-8472
1976年萩に生まれ、2002年東京造形大学美術学部彫刻科を卒業し、翌年京都府立陶工高等技術専門校成形科を修了し、05年都市工業試験場陶磁器専修科を修了。
07年おおたき北海道陶芸展読売新聞北海道支社賞、08年西日本陶芸美術展山口県知事賞、10年山口伝統工芸展朝日新聞社賞、13年萩の陶芸家たち展準大賞、15年日本陶芸展毎日新聞社賞、19年現在形の陶芸 萩大賞展Ⅴ優秀賞などを受賞。萩の海岸に寄せては返す波を感じさせる独自の淡青釉や土味を生かした白萩秞、枇杷、粉引などが高く評価されている。
3年ぶり2回目となる同展には、茶盌を初めとした茶道具、香炉、花器、大鉢に加え、食器類などが展示される。
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伊藤慶二 祈・これから
2025年6月28日(土)~9月28日(日)
岐阜県現代陶芸美術館
多治見市東町4-2-5
0572-28-3100
1935年岐阜・土岐に生まれ、現在も同地を拠点に制作を続ける。58年武蔵野美術学校(現・武蔵野美術大学)を卒業し、60年から岐阜県陶磁器試験場に勤め、陶磁器デザイナー・日根野作三に出会い師事する。65年試験場を退職し、窯元に入る。クラフトの器から始まったやきものは、すぐに陶による造形、オブジェへと拡がりをみせ、多様なメディウムを取り入れながら自在に展開。
81年にファエンツア国際陶芸展買上賞、2007に年第4回円空大賞展円空賞、17年に日本陶磁協会金賞などを受賞。1989年には岐阜陶磁資料館(現・岐阜県現代陶芸美術館)美濃陶芸作品永年買上、13年には地域文化芸術功労表彰を受け、17年には薬師寺平成の至宝八十三選で奉納した。
本展では、今年90歳を迎える伊藤慶二のまなざしが伝わる「HIROSHIMA」「沈黙」「尺度」「いのり」などの代表的なシリーズ、そして新作となるインスタレーションを通じて、その足跡と、とめどない創作の現在地を紹介する。
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鳥々 藤本能道の色絵磁器展
2025年6月7日(土)〜9月28日(火)
菊池寛実記念 智美術館
港区虎ノ門4-1-35 西久保ビル
03-5733-5131
1919年大蔵省書記官・藤本有隣の次男として東京に生まれ、41年東京美術学校(現・東京藝術大学)工芸科図案部を卒業。 同年文部省工芸技術講習所第一部に入所し、講師の加藤土師萌に陶芸を学び、44年東京美術学校教授兼同講習所教授となった富本憲吉に師事し、助手となる。46年富本の教授辞任に伴って助手を辞任し、陶磁器デザイナー、あるいは指導者として、岐阜、京都、和歌山、鹿児島鹿児島などで指導にあたる。
56年京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学) の専任講師となり、日本陶磁協会賞受賞。62年東京藝術大学助教授に、70年同大教授に、85年同大学長に就任。
チーフは主に鳥でそれに合わせて、九谷の五彩を基礎にした中間色や、モチーフにあわせた青みを帯びた草白釉、白く不透明な雪白釉、抜けるような緊張感ある白色の霜白釉、黄味がかった梅白釉を開発。さらに、輪郭を引かずに色のにじみで形を表す没骨技法、絵画的で奥行のある釉描加彩を採用するなど、写実的で奥行のある独自の色絵表現を実現。その功績が認められ、86 年には重要無形文化財「色絵磁器」保持者の認定を受けた。
本展は、こうした素材や技法を開発して色絵磁器に本格的に取り組んだ充実期の1970年代半ばから最晩年の91年までを中心にとしたもので、藤本能道の神髄が展開されている。
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第19回パラミタ陶芸大賞展
2025年5月31日(土)〜7月21日(月・祝)
パラミタミュージアム
三重県三重郡菰野町大羽根園松ヶ枝町21-6
059-391-1088
同展は、全国の美術館、画廊、美術評論家からの推薦された「時代を代表する陶芸家」の上位6名の作品を展示し、投票期間中の来館者の投票によって大賞を決定するというもの。
投票期間は展覧会初日から7月3日(木)の34日間で、最多得票数獲得者1名に、第19回パラミタ陶芸大賞(賞金100万円)が授与される。なお、大賞発表式は7月13日(日)の14時から。
6名の作家は以下のとおり。
◆アイザワリエ
1994年静岡生まれ。2017年大阪芸術大学工芸学科陶芸コース、18年茨城県立笠間陶芸大学校研究科卒業。
19年第25回日本陶芸展文部科学大臣賞、21年第8回陶美展共栄電気炉製作所賞、24年第13回国際陶磁器展美濃銅賞受賞。
現在、笠間在住。
◆𫝆井完眞
1989年京都に生まれ、2008年京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業。11年京都花鳥館賞奨学金2011最優秀賞を受賞、15年東京藝術大学大学院修士研究科修了し、三菱地所賞受賞。
現在、京都在住。
◆後藤秀樹
1973年宮城に生まれ、97年岐阜県立多治見工業陶磁科学専攻科を卒業。2012年美濃陶芸庄六賞茶碗展奨励賞受賞。
現在、多治見在住。
◆小林佐和子
1984年神奈川・藤沢に生まれ、2014年東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了。
現在、神奈川・茅ヶ崎に在住。
◆奈良祐希
1989年金沢生まれ。2013年東京藝術大学美術学部建築科を卒業。16年多治見市陶磁器意匠研究所を修了、17年東京藝術大学大学院美術研究科建築専攻を卒業し、同年第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ審査員特別賞を受賞。24年第13回国際陶磁器展美濃審査員特別賞受賞。
現在、金沢在住。
◆山浦陽介
1982年福井県・南越前生まれ。2008年静岡文化芸術大学デザイン学部を卒業し、10年多治見市陶磁器意匠研究所を卒業。2021年第12回国際陶磁器展坂崎重雄セラミックス賞受賞。
現在、土岐在住。
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