中村康平茶盌展―現代の古典―
2020年9月9日(水)〜9月14日(月)三越日本橋本店 美術画廊
中央区日本橋室町1-4-1
03-3274-8472
1948年九谷焼名工として名高い中村梅山の三男として金沢に生まれる。1989年八木一夫賞現代陶芸展でグランプリ、96年サントリー美術館大賞特別賞を受賞したが、その後オブジェ制作を止めて、茶盌づくりに精力的に取り組む。
当初制作したのが光悦や長次郎の写しで、代々茶陶づくりを担ってきた金沢の名窯・梅山窯ならでは仕上がりで、本歌を凌ぐ出来映えと表された。井戸茶碗にも取り組み、故・林屋晴三氏に、これまでそこに達した作品はなかったと言っても過言ではないと言わしめた「中村井戸」を確立した。
今展には新たに挑戦した国宝の「大井戸茶碗 銘 喜左衛門」と「大井戸茶碗 銘 筒井筒」も出品予定で、古典を超えた新しい茶碗の世界、いわゆるポストモダンな茶碗が展開されている.
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