谷本景の軌跡
2022年9月2日(金)〜10月10日(月)
伊賀市ミュージアム青山讃頌舎
三重県伊賀市別府718-3
0595-52-2100
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1948年、戦後古伊賀の復興に尽力し谷本伊賀を確立した陶芸家・谷本光生の長男として、三重・伊賀市に生まれる。70年美濃で日根野作三、加藤仁に師事し、72年伊賀三田窯で作陶を開始する。
しかし、家業の焼き物より平面作品に魅かれて73年パリのウィリアム・ヘイターのアトリエ17で銅版画を学ぶ。ところが、当地で陶芸を教える機会を得て、生まれ故郷の伊賀焼の魅力を再発見。77年帰国し三田窯を継承し、以後全国各地で父子展や個展を開催する。
本展には、70年代から今日までの伊賀焼に加え、銅版画、ドローイング、ペインティングなど、半世紀にわたって制作された代表作約50点が展示される。
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井上雅之 描くように造る
2022年6月11日(土)〜8月28日(日)
茨城県陶芸美術館
笠間市笠間2345(笠間芸術の森公園内)
0296-70-0011
1991年 中長小西蔵1957年神戸に生まれ、85年多摩美術大学大学院美術研究科修士課程を修了。2006年からは多摩美術大学美術学部工芸学科教授を務める。
本展は、大型の造形作品を中心に日本現代陶芸の第一線を走り続けてきた井上氏の過去最大規模の個展。同氏は、ろくろ成形後に割った破片を作品の一部に用いたり、ボルトで陶のパーツを組み立ててダイナミックな作品を作り出したりするなど、従来の常識にはまらない自由な発想で陶の可能性を大きく拡張してきた。企画展示室はじめ館内各所にわたって大規模に展開される本展では、初期から新作まで約70点を通じて1980年代から現在までの40年間の歩みをたどり、作家の今を紹介する。