作陶30周年記念 青瓷 浦口雅行展 2016 AMETSUCHI-天地-
2016年 2月3日(水)〜8日(月)
京成百貨店
水戸市泉町1-6-1
029-231-1111
青磁の人間国宝・故三浦小平二の指導を受けた作陶30年を記念した、同店では4年ぶり3回目となる個展。茨城に窯を構えてから15年になる浦口氏は、一貫して様々な青磁釉による青瓷に取り組む一方、1m以上もある大作を手掛けるなど、造形の限界にも挑戦してきた。
1回に付き0.2〜0.3ミリの厚さに塗り、それを乾燥させてからまた釉薬を塗るという作業を15回からものによっては30回も繰り返すのが青磁の施釉で、大作になると気の遠くなるような作業になる。青磁釉の大作が歴史的にあまり制作されてこなかった理由がそこにもあるが、同氏がこの個展で発表した3本足の鼎「青瓷黒晶大鼎爐」の高さは108cm。サブタイトルの「天地(あめつち)」は、その鼎と本体で五行説の木・火・土・金・水を表す。
他に、花器、壺、香炉、茶盌など、約150点の新作の展覧。