作陶50周年記念 佐伯守美陶芸展 in やまに大塚 ギャラリー緑陶里 2025

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第6回  志賀暁吉青瓷展

2025年11月28日(金)〜12月2日(火)
現代工芸 藤野屋
佐野市浅沼町859
0283-23-0700

1977年福島・浪江町に生まれ、2000年文化学院芸術専門学校陶磁科を卒業し、同年鈴木三成氏に指導を受ける。04〜07年伝統工芸新作展、04・06年益子陶芸展、04・07年日本伝統工芸展、05年日本陶芸展で入選し、07年日本陶芸展大賞を最年少で受賞。
11年の東日本大震災で浪江町を離れざるをえなくなってしまったが、07年の陶芸大賞展で審査員をうならせたしっとりとした青瓷釉は、さらに格調高くなっている。当画廊での個展は6回目となり、ぐい呑や湯呑などの小品から象徴的な大作まで60余点が並ぶ。



《青瓷 花生》高さ21.3cm、径12cm


《米色瓷 面取花生》高さ26cm、径9.5cm


《米色瓷 面取茶盌》高さ10.1cm、径11.5cm


《青瓷 輪花壺》高さ21.5cm、径22.2cm


《青瓷 壺》高さ40.5cm、径20.2cm


《米色瓷 鎬壺》高さ49.3cm、幅13.7cm

 



望月集作陶展

2025年11月26日(水)〜12月1日(月)
三越日本橋本店 美術画廊
中央区日本橋室町1-4-1
03-3274-8472

1960年東京に生まれ、84年東京藝術大学美術学部工芸科陶芸専攻を卒業 し、東京・中野に陶芸工房「一閑」を設立。86年東京藝術大学大学院美術研究科陶芸専攻を修了。95年日本工芸会正会員に認定され、2000年静岡・伊豆高原に第二工房を設立。10・15年伝統工芸陶芸部会展日本工芸会賞、14・15年陶美展奨励賞、19年伝統工芸陶芸部会展日本工芸会総裁賞を受賞。
椿をはじめ、梅、牡丹、蓮、桜、花菖蒲など、自然界のモチーフを大胆にデザインし、伝統とモダンが融け合った新たな陶表現は、国内外から高い評価を得ている。10回目を迎える本展では、大壺や大鉢に加え、近年取り組んでいる水面のゆらぎや光の移ろいを表現した<水象紋>の作品、陶による新たな空間表現を試みた新作の八枚組の陶板など、70点ほどの展覧。



《花文大壺 椿》高さ30.2cm、径27.5cm


《花文大鉢 椿》高さ31.2cm、径38.7cm


《花文大鉢 椿》高さ13.6cm、径52.2cm


《花文角鉢 牡丹》高さ11.7cm、47×44.6cm


《花文広口壺 椿》高さ21.4cm、径20.2cm


《花文広口壺 椿》高さ21.8cm、径19.3cm

 



作陶50周年記念 佐伯守美陶芸展

2025年11月22日(土)〜12月07日(日)
やまに大塚 ギャラリー緑陶里
栃木県芳賀郡益子町城内坂88
0285-72-4789

1949年彫刻家・佐伯留守夫の長男として宇都宮に生まれ、75年東京藝術大学を卒業しサロン・ド・プランタン賞を受賞。77年同大学大学院陶芸専攻を修了し藝大資料館買上げとなり、81年栃木・芳賀町給部に築窯し独立する。
88年第28回伝統工芸新作展奨励賞、同年国際陶芸展優秀賞、91年 第31回伝統工芸新作展東京都教育委員会賞、2002年第4回益子陶芸展審査員特別賞、04年大滝村北海道陶芸展金賞、同年第66回一水会陶芸展一水会賞、07年第35回新作陶芸展日本工芸会賞を受賞。
一貫してモチーフにしているのは心象風景ともいえる樹木で、窯を築いた栃木・芳賀町を中心とした自然に対する感動が表現の原点となっている。本展では、高さ50cmを超える大作の花瓶から壺、鉢、陶板などの約150点を展示し、氏の代名詞と言える象嵌技法の世界を展開する。



《象嵌釉彩樹林芒󠄀文六角花瓶》高さ50.6cm、30.3×28cm


《象嵌泥彩樹林文花器》高さ51.7cm、17.4×36.3cm


《象嵌泥彩樹林文壺》高さ26.5cm、径32cm


《象嵌泥彩樹林文花器》高さ51cm、22×30.5cm


《象嵌釉彩樹林文扁壺》高さ28.1cm、77.8×12.7cm


《象嵌釉彩樹林文扁壺》高さ28.9cm、75.8×12.5cm

 



髙取春慶作陶展

2025年11月5日(水)〜10日(月)
三越日本橋本店 美術画廊
中央区日本橋室町1-4-1
03-3274-8472

1989年十三代髙取八山の長男として生まれる。2010年九州造形短期大学を卒業後、実家の高取焼宗家で父・十三代八山に師事。 14年から遠州茶道宗家の小堀宗実のもとで4年間修業。帰窯後、十三代のもとで陶芸に励み、22年福岡デザインアワード金賞受賞。
髙取焼宗家は、慶長年間の創窯以来、420余年にわたり、茶陶の美と精神を受け継いできた。本展では、歴代より伝わる技法と意匠を礎に、現代に生きる作家自身の感性を重ねた作品の展示となる。



《掛分茶碗 白にふらし》高さ7.2cm、径13.5cm


《掛分茶碗 黒に黄》高さ7.1cm、径13.2cm


《竹節水指》高さ14.5cm、径16cm


《鶴首花入》高さ25.2cm、径7.8cm


《徳利》高さ13.6cm、径9.8cm


《銀彩片口》高さ8cm、15.4×12cm

 



特別展 九谷赤絵の極致 宮本屋窯と飯田屋八郎右衛門の世界

2025年10月11日(土)〜12月14日(日)
滋賀県立陶芸の森 陶芸館
滋賀県甲賀市信楽町勅旨2188-7
0748-83-0909

九谷焼の赤絵は、石川県加賀市に開窯した「再興九谷」の宮本屋窯(1832~1859)で大成された。
宮本屋窯の赤絵は、黒みがかった赤(通称・血赤)で文様を細かく描き込んだ赤絵細描と、金彩とともに赤以外の上絵釉を用いた点が特徴。また画題の一部に、中国・明時代の墨の文様集『方氏墨譜』から着想を得たことで独自の表現を広げた。とりわけ、主画工・飯田屋八郎右衛門(1801~1848)が、細密描写に優れた手腕を発揮したことで知られる。
「九谷赤絵といえば宮本屋窯」と呼ばれ、その絵付は極めて繊細で、完成に多くの時間を要するため現存数が極めて少なく、これまで全国的に一堂に展示紹介される機会がなかった。
本展には、細密描写という高い技術力に支えられた九谷赤絵の珠玉の作品の数々が展示される。



≪許由図鉦鉢≫ 江戸時代後期 石川県九谷焼美術館蔵


≪南柯之夢図六稜形鉢≫江戸時代後期 個人蔵


≪結蜃楼に双鳳玦図四方徳利≫江戸時代後期 個人蔵


≪革図水注≫ 江戸時代後期 個人蔵

 



松崎 健―窯艶 健の陶表現―展

2025年10月5日(日)〜2026年1月12日(月)
益子陶芸美術館
栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
0285-72-7555

1950年、日本画家・松崎脩己の三男として東京に生まれる。 玉川大学芸術学科で陶芸を専攻し、卒業後は後に人間国宝となる益子の島岡達三に師事する。 1977年に独立して同地に築窯し、独自の作風を求め現在に至る。
松崎氏が数多く制作してきた織部、志埜、黄瀬戸といった茶陶は桃山時代、薪窯で焼成されてきた。氏もそれに倣って薪窯焼成に挑戦し、とくに窯変によって生まれる表情を大切にしてきた。その高い焼成技術から生まれる作品は国内外で高く評価されており、 イギリスやアメリカにおいては現存する著名な日本人陶芸家の一人に数えられている。
薪窯の他にガス窯を自在に操作し、うつわを彩る窯変や、薪窯だからこそ誕生する灰被、そして新たな試みとして手がけた紫埜など、65点の展示。



《志埜茶盌》 高さ8.6cm、径12 cm 2024年


《白鷺鎬茶盌》 高さ8.5cm、 径12 cm  2014年


《黄瀬戸香炉》高さ12.8cm、 径15 cm  2008年


窯変灰被扁壺》高さ23.7cm、27.3 ×12.2 cm  2021年


《窯変灰被大壺》高さ47.1cm、径48.2cm  2013年

 

 

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