藏出し展  或るコレクターの軌跡~茶道具を中心に~ in 赤坂游ギャラリー 2021

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ふたもの 前田正博展

2021年10月8日(金)〜12日(火)
しぶや 黒田陶苑
渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
03-3499-3225

《色絵洋彩蓋物》高さ11cm 径10.2cm


《色絵洋彩蓋物》高さ11.6cm 径10.2cm


《色絵洋彩蓋物》高さ11.5cm 径12.3cm


《色絵洋彩蓋物》高さ6.7cm 8×7.5cm


《色絵洋彩蓋物》高さ7.2cm 径18cm


《色絵洋彩蓋物》高さ7.5cm 14×12.5cm

1948年京都府久美浜町に生まれ、75年東京藝術大学大学院工芸科陶芸専攻修了。在学の頃に、余白を生かした日本伝統の色絵磁器ではなく、洋絵具を全面にしかも重層的に施した独自のスタイルを確立し、それを貫く。
2005年に菊池ビエンナーレ展優秀賞を受賞し、工房を東京・六本木に移転。08年智美術館大賞現代の茶陶展優秀賞、09年日本伝統工芸展日本工芸会総裁賞、10年岡田茂吉賞MOA美術館賞、11年日本陶磁協会賞をそれぞれ受賞し、16年には横浜馬車道前田正博磁器研究所を開設した。
近年は、極細のマスキングテープによって幾何学文様を進化させるとともに、磁器であることを忘れさせる塗を思わせるシックな作品も発表。昨年に続く今年は蓋物がテーマ。



藏出し展  或るコレクターの軌跡~茶道具を中心に~

2021年 9月30日(水)〜10月9日(土)
赤坂游ギャラリー
千代田区永田町2-14-3 東急プラザ赤坂2F
03-3595-7111

十一代三輪休雪《鬼萩茶碗》高さ9.5cm 径15.6cm



収集家K氏は、日本を代表する高名な大学で半世紀にわたり経済学の研究と教育に携わってきた。同時に日本の伝統文化、特に茶の湯に造詣が深く、鎌倉の古刹寺院で開催される茶会の亭主なども務めてきた。
収集にあたっては現代陶芸家を支援したいとの思いで、三輪休雪、鈴木蔵、杉本貞光、三浦小平二、増村紀一郎から若手の無名作家まで知名度にかかわらず収集。現在は相模湾を一望できる住まいで研究生活を送っているが、傘寿を越えられた現在、区切りをつけるため100余点の売り立てとなった。

三浦小平二《青磁チベット文香炉》高さ8.5cm 径8cm





落合杜寿子作陶展

2021年9月16日(木)〜10月15日(金)
クラフトやまに
栃木県芳賀郡益子町城内坂89
0285-72-8200

《窯変大壺 ショパン ノクターOP.62-1》高さ44cm


《窯変小花入》高さ16cm 18×13cm
丸窯で8日間焼成


《窯変花入》高さ27cm 14×14cm
登窯で焼成後、炭窯にて再焼成

1954年東京・駒込に生まれ、77年武蔵野美術大学陶磁器専攻を卒業し、目白陶幻倶楽部に勤務。翌年、成井立歩と成井恒雄に師事し、79年益子町に築窯し独立。
制作しているのは、大壺、花入、陶板、照明器、人形、インテリア、アクセサリー、仏像など多岐にわたっているが、薪窯での作品づくりにこだわり続けている。小高い丘の傾斜地には登り窯、窖窯、丸窯、錦窯、炭窯、角型窯の大小6基の薪窯が築かれており、登り窯で焼いたものをさらに窖窯に入れて塩や炭を投げ込むなど、窯変狙いの独自の焼成も行う。釉薬も梨灰、わら灰、もみ灰などの自然釉が中心となっており、自然の素材による薪窯焼成にこだわって土と火に向き合うのが作者の一貫したやり方だ。今回は、大壺、花入、日常使いの食器、時計など計300点余の展覧となる。



 



企画展 受贈記念 柳原睦夫花喰ノ器

2021年8月11日(水)~2022年2月06日(日)
大阪市立東洋陶磁美術館
大阪市北区中之島1-1-26
06-6223-0055

《キ・オリベ花喰笑口瓶》
1992年 高さ86cm 35×43cm
大阪市立東洋陶磁美術館蔵(杉田一弥寄贈)


《縄文式弥生形壺》
2002年 高さ52cm 50×41cm
大阪市立東洋陶磁美術館蔵(杉山道夫寄贈)


《流水文笑口壺》
1986年 高さ51.5cm 46.8×26.8cm
個人蔵 撮影・麥生田兵吾(以上同)

 1934年高知に生まれ、京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)工芸科陶磁器専攻で、富本憲吉、近藤悠三、藤本能道に学ぶ。その後、アメリカのワシントン大学やアルフレッド大学に招聘され、1960年代から70年代にかけて数度アメリカに渡り約5年間過ごす。抽象表現主義やポップアートに代表されるアメリカ美術の動向を現地で体感し、66年には金銀彩に手を染め、帰国後に鮮烈な金銀彩を用いた独特の造形作品を発表し注目を集める。86年頃から「オリベ」シリーズを発表し、88年京都市芸術功労賞を受賞。2000年に京都府文化賞功労賞を受賞するとともに、「縄文式弥生形」シリーズを開始。03年日本陶磁協会賞金賞を受賞し、20年京都府文化賞特別功労賞を受賞し、現在に至る。
本展は柳原睦夫作品4点の受贈を記念し、個人蔵を加えた柳原作品41点とともに、柳原の作品に華道家・杉田一弥が花を活けた写真作品16点を併せて展示することで、作家がテーマとしてきたやきものの作品性を改めて見直す。

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