十三代三輪休雪作品展
2022年10月7日(金)〜16日(日)
しぶや 黒田陶苑
渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
03-3499-3225
1951年山口・萩に生まれ、75年アメリカに留学。2007年日本陶磁協会賞金賞を受賞し、19年十三代三輪休雪を襲名する。
「エル・キャピタン」は、アメリカ・ヨセミテ渓谷にそそり立つ花崗岩で、谷底から約1,000mの高さがあり、一枚岩としては世界一。その毅然とした圧倒的な美しさに感動して創作された連作で、17年に当苑で発表された。
一方「淵」と「寧」には、奈良薬師寺東塔(国宝)の基礎から掘り出された基壇土が使われている。原土に含まれる無数の砂利を手作業で取り分けた鉄分の多い土で、見島土と同様、白萩釉が冴える。三輪家の白萩釉は、十代休雪(休和)が黒く焼いた藁を台柄臼で搗いて微粉にするなど試行錯誤を重ね、十一代(壽雪)が大成し、白色が際立つ「休雪白」と呼ばれる。十三代も伝来の魅力を活かし、独自の造形に用いている。
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