岡本太郎 アートの夢~
陶壁・陶板・21世紀のフィギュア造形展 Part 1・2 “大衆にじかにぶつかる芸術を”
2023年7月15日(土)〜9月24日(日)
9月30日(土)〜12月17日(日)
滋賀県立陶芸の森 陶芸館
滋賀県甲賀郡信楽町勅旨2188-7
0748-83-0909
戦後の復興期における建築陶器は、人とアートとの結びつきを強めてきた。それを担ったのが、建築家、デザイナー、アーティストで、信楽で大阪万博の≪太陽の塔≫〈黒い太陽〉を手掛けた岡本太郎(1911-1996)のやきものは、多くの人々の記憶に刻まれている。こうした陶産地と岡本太郎の出会いのなかで育まれた技術は、大塚オーミ陶業株式会社の美術陶板などの仕事に継承されているが、岡本は自身の創作について、「一般大衆にじかにぶつかる、社会に開かれた芸術を実現したい」と記している。
1952年に陶壁を手掛けた岡本は、芸術が人々の身近にあることの大切さを述べている。≪犬の植木鉢≫で量産を試み、信楽で手掛けた≪坐ることを拒否する椅子≫では、人と直に触れ合うアートの在り方を探っている。
本展では〈芸術の大衆化〉をテーマに、近代の建築装飾陶器、パブリックアートや量産品のデザインを手掛けた岡本太郎らの作品を紹介。またフィギュア造形の世界や壁画の可能性を併せて取り上げつつ、岡本太郎のアートの夢、21世紀のその先をたどる。
なお、本展のパート2は、引き続き9月30日(土)~12月17日(日)に開催される。
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