精土Presents 信楽の陶 炎 2015 in Ginza 展
登窯が育んだ信楽焼のすべて by 宗陶苑
2015年 10月20日(火)〜25日(日)銀座レトロギャラリーMUSEE
中央区銀座1-20-17
川﨑デザインビルヂング
03-6228-6694
野趣で豊富な陶土を背景に緋色の焼締陶で知られる信楽焼は、1200余年の歴史をほこる。
江戸期からは茶陶、近代には火鉢、近年からは狸の置物などを焼いてきたが、スペインの世界的な画家ホアン・ミロ、走泥社の八木一夫や能倉順吉、日本画家の下村良之介など、さまざまなアーティストが信楽を訪れて実制作を行っている。
信楽焼の伝統を受け継ぎながら世界的な芸術家の制作活動を支えてきたのが、江戸期に築窯されたとされる宗陶苑の登窯。明治、大正、昭和初期には寄合窯として協同使用され、昭和26年に改窯。直方家を経て現在に至る日本最大級で、信楽を代表する窯だ。
宗陶苑の登窯が担ってきた信楽焼の伝統と現代性が融合する実物大の信楽焼を紹介する本展は、日本を代表する粘土メーカーの一つの信楽の株式会社精土が企画・運営。信楽焼と信楽の陶芸家や窯元の応援団として、精度の高い土作りに取り組みながら、今後首都圏を中心に定期的に開催の予定。