新里明士展~光器を中心に~
2020年4月1日(水)〜7日(火)髙島屋京都店美術画廊
京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
075-221-8811
2020年4月22日(水)〜28日(火)
ジェイアール名古屋髙島屋美術画廊
名古屋市中村区名駅1-1-4
052-566-1101
2020年5月6日(水)〜12日(火)
横浜髙島屋美術画廊
横浜市西区南幸1-6-31
045-311-5111
1977年千葉県に生まれ、2001年多治見市陶磁器意匠研究所を修了。透かし彫りした磁土に透明釉を掛けて焼成する蛍手を独自に進化させ、作品自体が発光するかのような神秘的な白磁の「光器」を制作。08年パラミタ陶芸展大賞展大賞、2014年MOA美術館岡田茂吉賞新人賞をそれぞれ受賞し、有望作家を数多く輩出し全国的に注目を集める岐阜・多治見の「意匠研」を代表する作家の一人。美しい光の結晶体は用と美の境界線を超え、自立した作品そのものとして存在する。
髙島屋グループでの個展は今回が2回目で、代表作である「光器」を中心にイタリアや信楽で制作した茶碗などの発表。
「白器 表裏」高さ37cm、20.5×13cm1978年千葉生まれ。2001年文化学院陶磁科を卒業し、陶芸家・上瀧勝治の白磁に惹かれて師事。磁土を筒状に轆轤挽きし、3~6カ月乾かしてから超硬カンナや彫刻刀で丹念にけずり出して焼いた、エッジの効いた線や面を活かした精緻な陶芸作品を制作する。07年に文化庁新進芸術家海外研修員として渡仏し、11年第6回パラミタ陶芸大賞展大賞、17年第27回タカシマヤ美術賞、第37回伝統文化ポーラ賞奨励賞、第64回日本伝統工芸展東京都知事賞、第7回菊池ビエンナーレ大賞、20年には日本陶磁協会賞を受賞するなど、気鋭の若手陶芸家として高い評価を受けている。
けずり出すことによって陰影の新境地が白磁にもたらされ、斬新な意匠のつまみによる蓋付花器が陶芸界に衝撃を与えた。髙島屋での初個展となる今展では、代表作である大小の蓋物を中心に、茶碗、水指などの茶陶作品加えて発表する。