八代 清水六兵衛展〜記憶のかたち〜
2021年9月15日(水)〜21日(火)日本橋髙島屋 6階美術画廊
中央区日本橋2-4-1
03-3211-4111
2021年9月29日(水)〜10月5日(火)
髙島屋京都店6階美術画廊
京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
075-221-8811
1954年清水焼の名家・清水家の長男として生まれ、79年に早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、京都府立陶工職業訓練校と京都市工業試験場で本格的に陶芸を学び、2000年に八代清水六兵衞を襲名。
「3年ぶりに東京日本橋ならびに京都高島屋で個展を開かせていただくことになりました。六兵衞を継いで初の個展から今年で20年目となります。当初から続けてきた土の板で造形していく手法は同じですが、焼成による「へたりやたわみ」を意識したものから陶が必然的に持つ、形の中の空間表現へとテーマが変わっていったように思います。
一昨年からの世界的なパンデミックにより、世の中の日常は様変わりしてしまいました。そのせいかどうかわかりませんが、昔の出来事をふと考えることが多くなったような気がします。そのような中、今回の展覧会のテーマは「記憶のかたち」にしようと思いました。
形は今までと同様タタラ技法によるものですが、芯になる角柱とそれを取り巻く、空間を持つ形で構成されています。造形に主体を置いたものから、その延長として花器に展開したものも制作しています。
新たな試みとして、素材として今まで使ってきた半磁土の以外に、磁器土や丹波の赤土、また近年新たに開発された磁土などを使ってみました。素材を変えることで違う表情を持つ表現につながればと思っています。」(八代清水六兵衞)