ウィルヘルム・コーゲ& ベルント・フリーベリ展
7月29日(金)〜8月7日(日)
しぶや 黒田陶苑
渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
03-3499-3225
ヴィルヘルム・コーゲ<Wilhelm Kåge>(1889~1960)は、スウェーデンの陶芸界ではよく知られたデザイナーの一人。1930~40年代にグスタフスベリ製陶所のアートリーダーを務め、スウェーデンモダニズム芸術の父とも呼ばれている。1920〜30年代に、約30種類の食器セットをデザインし、合理的な生産と多機能部品に関する機能主義的なアイデアを追求した。最も人気のあった食器シリーズは45年の「グレーのストライプ」で、「柔らかなフォルムの食器」として賞賛された。
一方ベルント・フリーベリ<Berndt Friberg>(1899〜1981)は、20世紀におけるスウェーデンを代表する陶芸家。陶芸家の家系の出身で、ヴィルヘルム・コーゲがアートリーダーを務めていたグスタフスベリ製陶所で陶工として働いた。繊細で美しいフォルムと、独自の研究による美しい色合いの釉薬で知られる。
本展は、スウェーデンを代表するアーティストによる2人展で、妙に親しみが感じられるのは民藝運動を主導した柳宗悦や濱田庄司らと交流があったからか。