ウィルヘルム・コーゲ& ベルント・フリーベリ展
7月29日(金)〜8月7日(日)
しぶや 黒田陶苑
渋谷区渋谷1-16-14 メトロプラザ1F
03-3499-3225

ウィルヘルム・コーゲ
左から《蓋付き壺》高さ16.5cm、径14.5cm、1959年 《花器》高さ22.5cm、径10cm 、1956年 《花器》高さ28.5cm、径15.5 cm、1959年
《花器》高さ22.5cm、径9.5cm 、1940年 《花器》高さ15.7cm、径10 cm、1957年

ベルント・フリーベリ
左から《ミニチュア花器》高さ11cm、径5.2cm 《花器》高さ10.8cm、径12cm、1964年
《ミニチュア花器》高さ5cm、径4.9cm、1950年代 《花器》高さ10.7cm、径7.5 cm、1970年 《花器》高さ7.1cm、径10.6cm、1965年
ヴィルヘルム・コーゲ<Wilhelm Kåge>(1889~1960)は、スウェーデンの陶芸界ではよく知られたデザイナーの一人。1930~40年代にグスタフスベリ製陶所のアートリーダーを務め、スウェーデンモダニズム芸術の父とも呼ばれている。1920〜30年代に、約30種類の食器セットをデザインし、合理的な生産と多機能部品に関する機能主義的なアイデアを追求した。最も人気のあった食器シリーズは45年の「グレーのストライプ」で、「柔らかなフォルムの食器」として賞賛された。
一方ベルント・フリーベリ<Berndt Friberg>(1899〜1981)は、20世紀におけるスウェーデンを代表する陶芸家。陶芸家の家系の出身で、ヴィルヘルム・コーゲがアートリーダーを務めていたグスタフスベリ製陶所で陶工として働いた。繊細で美しいフォルムと、独自の研究による美しい色合いの釉薬で知られる。
本展は、スウェーデンを代表するアーティストによる2人展で、妙に親しみが感じられるのは民藝運動を主導した柳宗悦や濱田庄司らと交流があったからか。

ウィルヘルム・コーゲ
左から《テラ・スピレア》高さ15cm、径11.4cm、1956年 《テラ・スピレア》高さ14.4cm、径3.4cm、1950年代後半
《テラ・スピレア》高さ11.3cm、径3.8cm、1958年 《テラ・スピレア》高さ11.2cm、径4.9cm、1950年代後半