桑田卓郎展
2016年 9月18日(日)〜25日(月)
現代陶芸 寛土里
千代田区紀尾井町4-1 ホテルニューオータニ(ロビー階)
03-3239-0146
大胆な色づかいと独特のマチエールを駆使する桑田氏は、1981年広島生まれ。2001年に京都嵯峨芸術大学短期大学部を卒業した翌年、広島の陶芸家・財満進氏に師事。06年の第6回益子陶芸展で最高賞の濱田庄司賞を受賞するほか、ニューヨーク、ロンドン、ブリュッセルで個展やグループ展を行なう。
2007年に多治見市陶磁器意匠研究所を修了し、現在は岐阜県土岐市に構えた工房で制作しているが、国際的にも注目を集めている作風の出発点は意外にも、焼成のときに生じる梅花皮(かいらぎ)や「石ハゼ」などの伝統技法にある。
今回出品される「点滴」もその一つだが、茶陶文化に一石を投じるアバンギャルド風な景色を醸し出す。