森野彰人展-深遠なる文様- in 髙島屋京都店 2024

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兼田昌尚 陶’24-巍々蕩々のカタチ-

2024年12月11日(水) 〜16日(月)
三越日本橋本店 美術画廊
中央区日本橋室町1-4-1
03-3274-8472

1953年萩焼窯元天寵山七代兼田三左衛門の長男として萩市に生まれる。79年筑波大学大学院芸術研究科美術(彫塑)専攻を修了し、窯に戻って作陶を始める。
84年九州山口陶磁展 毎日新聞社賞、86・90年日本工芸会山口支部展支部長賞、90年西日本陶芸美術展通産大臣賞などを受賞。木ベラで土の塊を刳り貫いて成形する独自の「刳貫」技法が高く評価されてきた。
「巍々蕩々」とは荘厳で雄大な山河を称える賛辞で、陶造形を象徴するものとして自身の座右の銘となっている。その新境地を目指した刳貫技法などから生まれた新たなカタチによる新作展。



《陶‘24-〔穏〕》高さ31.3cm、63.5×30.5cm


《灰被刳貫花器》高さ46.3cm、58×31cm


《灰被刳貫花器》高さ34cm、46×29cm


《灰被刳貫茶碗》高さ9.6cm、13.4×13cm


《白釉窯変刳貫茶碗》高さ13.8cm、14.5×12.8cm

 



人間国宝 加藤孝造追悼展

2024年11月30日(土)~2025年3月16日(日)
岐阜県現代陶芸美術館
多治見市東町4-2-5
0572-28-3100

1935年岐阜・瑞浪生まれ。当初は画家を志していたが、勤務していた岐阜県陶磁器試験場(現・岐阜県セラミックス研究所)の場長だった五代加藤幸兵衛の助言に従い、陶芸の道へと転向する。
さらに、荒川豊蔵との出会いを経て独立し、可児市の平柴谷に窖窯を築き、瀬戸黒や志野、黄瀬戸などの美濃桃山陶を追求。なかでも瀬戸黒は、焼成中の窯から引き出し、急冷させることで漆黒の肌を生じさせるもので、この技法により2010年に重要無形文化財「瀬戸黒」の保持者に認定され、2023年に亡くなった。
18歳で日展入選の快挙を成し遂げた油彩画から、試験場時代の作品、独立後の窖窯で焼成した瀬戸黒や志野、さらにこうした制作と並行して描かれた水墨画なども併せて展示する多彩な全貌展。



《瀬戸黒茶盌》2013年頃 岐阜県現代陶芸美術館蔵


《瀬戸黒茶盌》2018年 可児市蔵


《志野練込扁壺》1993年 丸沼芸術の森蔵


《鉄釉壺》1968年 丸沼芸術の森蔵


《黄瀬戸扁壺》2001年頃 個人蔵


《孤望千里》2001年 個人蔵

 

 



森野彰人展-深遠なる文様-

2024年11月27日(水)〜12月2日(月)
髙島屋京都店美術画廊
京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
075-221-8811

1969年京都に生まれ、93年大阪芸術大学芸術学部陶芸コースを卒業し、95年京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻修士修了。
90年代に、空間を装飾するというコンセプトによる壁面への大型造形作品〈W.O.O.〉シリーズを発表し、注目を集める。それ以後も装飾や文様の意味を問いながら、器胎に透かしを施した〈雪華蓉〉のシリーズを発表し、2007年京都市芸術新人賞、11年第22回タカシマヤ美術賞受賞を受賞。
近年はパブリックスペースに設置する大型作品も多く手掛ける一方で、企業からの様々な要望を受け、介護食器やランプシェード、オルゴールなどの日常作品など、幅広い作品を手掛けている
今展では、吉祥文様や数字諧音を施した「容」シリーズを中心に、うつわやオルゴール、茶陶までの多彩な新作を一堂に展覧する。



《五彩金白金彩魚藻紋「天長地久」容》高さ40cm、径19.5cm

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