安藤日出武・瀧下尚久・安藤工父子展
2017年 3月22日(水)~28日(火)
松坂屋名古屋店
名古屋市中区栄3-16-1
052-251-1111(代)
安藤日出武氏は1938年岐阜県生まれで、仙太郎窯の三代目。2003年に岐阜県重要無形文化財保持者に認定された美濃陶を代表する作家の一人。加藤唐九郎に「焼き物をやるなら美濃で生まれた焼き物を」と励まされ、桃山陶を基本にして、自分なりの黄瀬戸を追求してきた。桃山時代と同じ窖窯焼成から生まれた黄瀬戸は風格が漂い、大きな存在感を示す。
一方ご子息の安藤工氏は、1969年生まれ。瀬戸で6年間修行後、後に人間国宝に認定される加藤孝造氏から「美濃の窯元に生まれからには美濃の焼き物を追求し次世代に伝えていくことも一つの使命だ」と教えられ、現代陶芸から美濃桃山陶に舵を切り、志野や織部を追求する。2013年には日展特選を受賞するなど、大きな注目を集めている。
1952年生まれの瀧下尚久氏は、安藤家の娘婿。研ぎ澄まされた感性で描く「仏画」などが、多くの愛好家を魅了する。