髙島屋美術部創設110年 還暦記念 六代上田直方茶陶展
2017年 9月20日(水)〜26日(火)
横浜髙島屋美術画廊
横浜市西区南幸1-6-31
045-311-5111
六古窯のひとつにかぞえられる信楽焼は、平安末期に本格的に活動を開始し、壺、瓶、すり鉢などをおもに焼いた。室町・桃山期にはその素朴な焼締が茶人の目にとまり、侘び寂びを具現する道具として今日も愛されている。
幕末に始まる上田家の古来窯は、その信楽の茶陶を代々受け継いできた。丹波で修行した当代も、その伝統と技術を継承するべく、自ら原土を掘り起こし、新たに築いた窖窯で、侘茶の世界を切り拓いている。
豊かな自然に育まれた信楽の土と炎から生み出される緋色やビードロを基調とした新作120余点による、還暦を記念した展覧会。